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2. 医療機器選定のポイント

医院開業にあたっての初期投資の中でも比較的大きな比重を占めるのが各種医療機器です。
診療科によって必要となる機器は様々ですが、まず、先生が「こんなに診療をしたい、そのためにはこんな機器が欲しい」という理想と開業資金との兼ね合いがあります。さらに導入した医療機器によって、開業後どのくらいの診療報酬が得られるのかという将来的な予測も重要になります。

たとえば胃カメラや大腸カメラの内視鏡検査を導入する場合、必要なのはカメラとそれに伴う消耗品の金額だけではなく、処置室や休息室の用意、検査に必要な薬剤、担当する看護師の人件費等、付随するコストも考慮に入れる必要があります。
これらと1検査当たりの診療報酬点数、そして1日に何件の検査が見込めて、年間トータルで何件になるか、それに対して導入のコストはどのくらいになるかを考えます。
その上で導入の有無、導入する場合は機種の選定、償却期間やリース期間の設定などを決定していく必要があります。

各種検査に関しては臨床検査会社への外注や高額な医療機器の共同利用、健診のシーズンには心電計や眼底検査機器等をレンタルするなど、様々な方法もありますので、自らの診療スタイルや地域の特性などを踏まえて検討するとよいでしょう。

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